『ニーア』シリーズの新作で初のアプリとして配信された『ニーアリィンカーネーション』。
かなり楽しみにしていて、遂に配信開始されたのでプレイしてみたわけですが……
ってことで今回は、軽く触れた程度なので詳しくは語れませんが、ゲーム野郎が今作について思ったこと(ニーアらしさはあるのか?)についてチェックしていきます。
暗く悲劇的な物語
檻(ケージ)と呼ばれる世界で目覚めた言葉も記憶も失った少女が、謎の存在である自称”ママ”と出会い導かれて探索するところから始まり、フィールドに点在する”黒いカカシ”に触れて物語を進めていくことになります。
その物語は”武器の記憶(ウェポンストーリー)”であり、記憶の世界に入って歪んだ物語を正しい姿に戻していくことで少女の記憶を取り戻す。
というような内容で、中身は暗くて悲しさを感じる物語が展開されます。
そもそも、少女の正体、ママの目的、ケージの存在、ゲージにさまよう”黒の怪物”などとは一体……?
そういった部分はゲームを進めることで明らかになってはいくんでしょうけど、全てが詳しく語られるわけでは無さそうですし、完全に理解するのは難しいかも。
そういった部分が『ニーア』らしさのあるダークファンタジーだなと。
あと、紙の絵が動いているような独特のグラフィックにガラッと変わり、無機質?不気味?のような雰囲気の中で紡がれるウェポンストーリーはなかなか味がある!
って感じですね。
ですが、これまでの『ニーア』シリーズのように2周目以降を楽しんだり、マルチエンディングといった要素は無いは無いっぽい?
雰囲気や音楽はまさにそれ
どこか寂しさや切なさがあり、それでいて美しく幻想的な雰囲気。
プラス、『ニーア』シリーズの音楽を手掛けてきた”岡部啓一“さんが携わっている音楽。
これらが相まうことで、
まさにニーア!
というのがバチバチに伝わってきて引き込まれます。
特に音楽があまり良くない作品では、ストーリーやゲーム性が良くても物足りなさやつまらなさまでも感じたりすることが多いですよね。
しかし、『ニーアリィンカーネーション』は本当に素晴らしい雰囲気と音楽なので、その辺の心配は全くする必要なさそうですよ!
ニーアらしからぬバトルシステム
今作のバトルでは、
通常攻撃は自動、ゲージが溜まると発動できるキャラスキル・ウェポンスキル・オトモスキルは手動。
という、ぶっちゃけよくあるコマンド式のバトルシステム。
尚且つ、動きがモッサリしていてテンポが悪く、スピード感はさほど感じられず爽快感はない。(倍速は可能)
その為、ゲーム野郎的には弾幕ありのゴリゴリアクションが武器/特徴ともいえる『ニーア』シリーズらしさは感じられないですね(;´Д`)
強いて挙げるならば、攻撃モーションは華麗でニーアっぽい?ってくらい……
まぁ、手軽さが必要とされるゲームアプリだからこそのシステムだ!と言われたらそれでおしまいなんですけどね。
結局は面白いの?面白くないの?
ゲームの流れとしては、
ママと巨大なケージ(檻)内を探索し、黒いカカシに触れてウェポンストーリー&バトルをこなす。
これを繰り返して物語の核心に迫っていくって感じでしょうか。
とにかく、景色が美しい一本道を移動する時間が長い!(オート機能あり)
しかし、暗くてモヤモヤが残る物語は続きが気になる凝った内容で、移動がめんどくさいと思いながらもどんどん進めたい気持ちになりますね。
バトルに関しては、あってないようなもの……かも。
そんなこんなでゲーム野郎が思う今作のイメージとしては、
『ニーア』シリーズらしさは随所に見られるが、シューティングゲームのような弾幕のある華麗な爽快アクションバトルという大きな武器/特徴を捨てた、物語重視の作品。
ってところでしょうか。なので、
世界観・雰囲気・物語を楽しみたい人は面白い。
バトルをメインに考えている人にとっては面白くない。
そう感じるかもしれませんね。
ちなみにゲーム野郎は評価は、中の下!!!
まとめ
ニーア=重厚なストーリー&爽快アクション?
いいえ。コマンドバトルが展開されるストーリー重視のRPGです!
え、それ『ニーア』じゃなくね?
となる人も多そうな『ニーアリィンカーネーション』ですが、面白い面白くないと感じるのは人それぞれ。
だた1つ言えることは、これまでとはまた違った『ニーア』を楽しめるのは間違いないでしょう!!!
引用・出典元:『NieR Re[in]carnation』より
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