1995年にヒューマンよりスーパーファミコン用ソフトとして発売されたホラーアドベンチャー『クロックタワー』。
その移植復刻版となり、サンソフトとカプコンが共同開発した『クロックタワー・リワインド』が、2024年10月31日(木)にNintendo Switch、PlayStation 5、PlayStation 4、Xbox Series X/S、PC(Steam)で発売されます。※PC版のみ配信日未定。
そこで今回は、ゲーム内容や新要素について軽くまとめてみようかと思います。
どんなゲーム?
※https://www.youtube.com/watch?v=BDeyBX0uXOAより
『クロックタワー』とはどんなゲームなのか?について
- ストーリー
- ゲーム性
- 怖さのジャンル
- エンディング
これらの項目に分けてチェックしていきます。
ストーリー(冒頭)
幼い頃に父が失踪、そして母親とも死に別れたことで孤児院に引き取られた少女”ジェニファー”は、ある日、孤児院で暮らす友人と共に養育先へと向かうことに。
そこは、北欧の山間にひっそりと佇む高くそびれる時計塔がシンボルの屋敷で、鐘の音が途絶え時を止めてしまった「CLOCK TOWER(時計塔屋敷)」であった。
屋敷に到着すると誰もおらず、引率教師のメアリーが主人を探しに大広間から出ていくが、待てども一向に戻ってくる気配がない。
訝しく思ったジェニファーがメアリーの様子を見に行くとすぐに大広間から悲鳴が。
急いで大広間に戻ると明かりは消え、友人の姿もなかった。
こうしてジェニファーは、広い屋敷を探索することになる。
ゲーム性
主人公の少女”フェニファー”を操作して屋敷内を調査し、巨大なハサミをチョキチョキしながら襲ってくるシザーマン(殺人鬼)の追撃や様々なデストラップを回避して屋敷からの脱出を目指す。
といった内容の謎解き要素強めのホラーアドベンチャーゲームとなっています。
ゲームシステム(流れ)はとしては、
探索は2D横スクロール方式で、クリック操作(カーソルを合わせて選択するシンプル操作)で行きたい場所や気になる場所を調べていく形となります。
移動は歩くことも走ることも可能で、走ると体力を消費し、しばらく立ち止まっていると回復していきます。
体力は走るだけでなく、敵からの攻撃や特定イベントの発生でも減少します。
※体力バーは無く、ジェニファーのフェイスウィンドウの背景色(青→緑→オレンジ→赤の4段階)で見分けることが可能。
シザーマン(殺人鬼)に見つかるとBGMが変化し、何らかの方法で撃退する、もしくは逃げ回たり隠れたりしてやり過ごし、追跡状態を回避/解除しなければなりません。
その他、シザーマンに襲われたり、トラップの発動でジェニファーが危険状態になっている時は、ボタンを連打することで回避できるシステムが存在。
また、一部のアイテムや部屋の位置がプレイするごとにランダムで変化することでリプレイ性があるのも特徴ですね。
怖さのジャンル
本作は、心霊系のような背筋がゾクゾクと冷たくなるような怖さではなく、
・追われるスリルと恐怖
・音や演出、突然のシザーマン登場などによるビックリ系の恐怖
上記のような怖さ(ホラー要素)を味わうことができます。
また、状況に応じて変化するジェニファーの表情がこれまた怖く、より恐怖感が増す演出となっていますね。
そして、シザーマンのみならず、理不尽なデストラップにも警戒しながら進まなくてはならない緊張感、そういった面も恐怖感に繋がる要素となっているのではないでしょうか。
マルチエンディング
本作には、A~H、そして隠しルートのSを加えた、
全9種類のエンディング
が用意されており、プレイヤーの行動・脱出手段によってエンディングが変化する仕組みとなっています。
屋敷のいろんな場所を調べて、各エンディングのフラグを立てていく感じですね。
新要素
※https://www.youtube.com/watch?v=BDeyBX0uXOAより
移植復刻版『クロックタワー・リワインド』と原作の違いを見てみましょう。
今作では、原作をそのままに楽しめる「オリジナルモード」と、1999年発売のPS移植版『クロックタワー ザ・ファーストフィアー』で追加された新シーンなどの新規要素をスーパーファミコンに逆移植した「リワインドモード」が搭載されています。
加えて、
・新規アニメーション
・モーションコミック
・オープニング&エンディングソング(新たな主題歌)
・クリエイターインタビュー
・フレームアート
・アートギャラリー
・ミュージックプレイヤー
・手動セーブ機能
などのような新要素/新機能が追加されているようです。
また、操作性の改善も行われているとのことなので、遊びやすさの向上にも期待できそうです。
まとめ
少女”フェニファー”を操作し、殺人鬼から逃げ回って屋敷から脱出を目指す横スクロールタイプのホラーアドベンチャーで、怖さのジャンルで言ったら背筋ゾクゾクではなく、追われる恐怖&ビックリ系。
そして、全9種類のエンディングが存在し、程よいランダム要素によってリプレイ性がある。
そんな『クロックタワー』に新要素の追加&操作性の改善で、内容のパワーアップと遊びやすさが向上しているであろう『クロックタワー・リワインド』。
価格は通常版が4,980円、いろんな特典を収録したデラックスエディションは7,480円という、なんとも言えないライン。
個人的には、いうて移植版だしもう少し安いと嬉しかったですが、そこまで高いってほどでもないということで・・・
価格は怖く(高く)ならなくて良かったかな!
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