死に至る病気にかかった妹を救うためも冒険が描かれる『レプリカント/ゲシュタルト』。
機械生命体とアンドロイドの戦いを描いた『オートマタ』。
2021年2月18(木)にシリーズ初のアプリとして配信された『リィンカーネーション』。
2021年4月には『レプリカント』のバージョンアップ作品が発売予定。
そんな、『ニーア』シリーズのストーリーはどのように繋がっているのか?
その辺について、今更ながらかる~くゆる~く深堀りせず、初心者でもなんとなく分かる程度に触れていこうかと思います。
※がっつりネタバレを含むので注意!!!
目次
『ニーア』のルーツは?
PS3版で兄が主人公の『レプリカント』。
そして、Xbox 360版で父親が主人公の『ゲシュタルト』。
これが『ニーア』シリーズの第1作目になるわけですが!
そもそもは、2003年にPS2用ソフトとして発売されたアクションRPG
『ドラッグオンドラグーン』
が原点であり、マルチエンディング(全5種)の1つである”Eエンド(新宿エンド)”から約1300年後/1400年後が『レプリカント/ゲシュタルト』の世界となっています。
※『ドラッグオンドラグーン』ジャケットより
とはいっても、『レプリカント/ゲシュタルト』の物語にガッツリ『ドラッグオンドラグーン』の物語が関わってくるわけではないですが、
鬱、凄惨、悲惨、恐怖、奥深さ
などのような要素は受け継がれている感じですね!
Eエンドについて
※『ドラッグオンドラグーン』より
『ドラッグオンドラグーン』のEエンドについてザックリ説明すると、
契約を交わした”レッドドラゴン”とともに主人公の”カイム”がラスボスである「母体」に突撃。
すると、いきなり2003年の新宿に飛ばされ、「母体」との最終決戦を迎えることになります。
そこで無事、
「母体」を倒して世界を救ったと思いきや、新宿に突如現れた主人公たちは敵とみなされ戦闘機のミサイルで撃墜され命を落としてしまいます。
そして最後には、レッドドラゴンが東京タワーに突き刺さって終了。
というような、謎と、何とも言えない虚しさが残るエンディングとなっています。
Eエンドからレプリカント/ゲシュタルトまでの流れ
※『ニーア レプリカント』、『ニーア ゲシュタルト』ジャケットより
『ドラッグオンドラグーン』のゲーム内では語られないEエンド後は、
「母体」やレッドドラゴンの影響?によってもたらされた「魔素」が原因で、人が塩の柱になって死んだり狂暴化する
「白塩化症候群」
が新宿を中心に発生/拡大。
同時に、怪物「レギオン」や、レギオンを率いる怪物「レッドアイ」の出現によって人類はそれらとも戦うことになります。
人類は、蔓延した病から逃れるために人間の肉体から魂を分離(ゲシュタルト化)した状態で保管。
そして、器として作られた肉体”レプリカント体”にゲシュタルト化した魂を戻して、病が消えた時代に蘇らせるという
「ゲシュタルト計画」
が始動。
そこから、レギオンの対抗手段として、「魔素」を人間に添加して強化兵士を作る「スノウホワイト計画」。
ゲシュタルト化した魂をレプリカント体へと強制的に融合させる「黒の書計画」。
などが開始されたりと、いろんな出来事があって『ニーア レプリカント/ゲシュタルト』へと続いていく感じですかね。
オートマタまでの流れ
ここでは『ニーア レプリカント』をもとに書いていきます。
さて、『オートマタ』は『レプリカント』のDエンド後。
と言われていますが、『レプリカント』にはゲーム本編では描かれないEエンドが存在し(設定資料集の小説)、Eエンド後とも言われているようです。
そこで、DエンドとEエンドに分けて『オートマタ』までの流れをチェックしていきます。
Dエンド後
※『ニーア オートマタ』ジャケットより
まずDエンドのパターンから。
主人公である”ニーア”は自身の存在と引き換えに、マモノ化した美人&超セクシーな仲間の剣士”カイネ”を助けます。
結果、人々の記憶からニーアの存在が消え、ニーアの妹であるヨナやカイネもニーアが存在していた記憶を失います。
そしてヨナは、ニーアよって助けられたカイネがラスボス「魔王」を倒して助けてくれたと思い込み、意識を取り戻したカイネにお礼を言います。
そんなカイネは、「本当に自分が助けたのか?」と素直に喜ぶことが出来ずにいると、一瞬、ニーアの記憶がよぎるも思い出すことはできず、
「何か大切なものを貰った気がするんだ」
と呟いて終わります。
その後、元はレプリカントを管理させる目的で作られたアンドロイドですが、人類への忠誠を持たない個体の出現によりアンドロイド同士の紛争が勃発。
また、戦闘型アンドロイドの生産→エイリアンの到来により作り出された機械生命体が地上を占領→戦いに敗北した人類は月へと撤退。
などなど……
そういった出来事があって『オートマタ』に繋がりるわけですね。
Eエンド後
※小説『NieR:Automata 短イ話』より
設定資料集の小説で描かれたEエンドでは、
ニーアの存在が人々の記憶から消えた3年後の世界を舞台に、カイネがニーアを取り戻す。
という、カイネを中心とした物語が描かれるようです。
ここで、ニーアの存在が消滅した後のお話ということは、Dエンドの続きがEエンドと考えるのが妥当……なんですが!
Dエンドとは別の世界?
という声もあるようで、実際のところは謎っていう……
話は戻り、
Eエンド後から西暦5012年にはエイリアンが到来。
そして、西暦5645年の出来事を描いた小説「プロメテウスの火」へと繋がり、その「プロメテウスの火」の内容が『オートマタ』に関係してくる。
というのがEエンド後から『オートマタ』への流れになるんだとか。
このような裏設定があるようで、結局のところ両エンドとも『オートマタ』へと繋がっているとも考えられる?
その辺は裏設定をすべて理解したうえで、さらに考察するレベルになるのかもですね。
【補足】
2021年4月22日(木)に発売されたレプリカントのリメイク版ではオリジナル版には無い【Eエンド】が描かれており、やはり【Eエンド】は【Dエンド】の3年後を舞台にしているようですね。
リィンカーネーションへの繋がりについて
※『ニーア リィンカーネーション』より
『ドラッグオンドラグーン』シリーズや『ニーア』シリーズといった関連作からの直接的な繋がりは、
明かされておらず不明
ですが、シリーズでお馴染みの並行世界的な位置づけ?『オートマタ』よりかなり先のお話し?その辺なのではないかと思われます。
その辺の詳細は、今後、お得意の裏設定、もしくは『リィンカーネーション』のゲーム内にて少しは触れられるかもしれませんね。
時系列/繋がり(まとめ)
だいぶ端折っても長ったらしくゴチャゴチャと書いてしまったわけですが、最後に今回の内容を超簡単にまとめると、
ドラッグオンドラグーン3→ドラッグオンドラグーン→ドラッグオンドラグーン2→ニーアレプリカント/ゲシュタルト→ニーアオートマタ
これが作品別の時系列。
そして、ゲーム作品としての繋がりは、
ドラッグオンドラグーン(Eエンド)から約1300年後/1400年後→ニーアレプリカント/ゲシュタルト(Dエンド)から→約8000年後→ニーアオートマタ
となります。
※時系列と繋がりともに、『ニーアリィンカーネーション』はどの位置にくるかははっきりしていませんが、たぶん『オートマタ』の次?
『ドラッグオンドラグーン2』と『3』に関しては、それぞれどれにも繋がってないらしいのですが、『ドラッグオンドラグーン3 ストーリーサイド』という小説があり、それは『1』に繋がっているようです。
こんな感じで、クッソややこしくて複雑な設定を考えた
ヨコオタロウ氏、スゴイ
で、ファイナルアンサー!!!
補足
世界観や設定においての繋がりはあるものの、どの作品も物語は単体で完結しています。
その為、それぞれ個別で楽しめる内容となっていますよ!
最近のコメント