『ドラゴンズドグマ2』は賛否両論?ユーザーが感じる不満の要因/理由は?

剣と魔法で戦う王道ファンタジーな世界を冒険するオープンワールドのアクションRPGであり、

プレイヤーに付き従い、自らが考え行動するAIキャラクターで常に行動を共にするメイン”ポーン”と、他のプレイヤーが育てたポーンを借りて最大4人のパーティを組んで冒険できる。

このポーンシステムが大きな特徴といえる『ドラゴンズドグマ』の10年ぶりの続編ですが、評判が賛否両論・・・なんなら不満の声が目立っている模様。

そこで今回は、『ドラゴンズドグマ2』において不満の原因/理由について、ネットの声を元にまとめてみたいと思います。

可変フレームレート

処理負荷に応じてフレームレートが変動(増減)する可変フレームレートに対応しており、PC版とPS5版はともにフレームレートの上限がないのですが・・・

比較的ゴチャゴチャしていない場所ではスムーズに動く。

その一方で、街中でNPCが多い場所や戦闘が激しいなど負荷がかかる場面では、フレームレートが低下して目に見てわかるレベルでカクつく。

というように、エリアや場面によってフレームレートが大きく低下することが指摘されています

PS5版の平均フレームレートは30fps前後なんだそうです。

なので、普段からサクサクヌルヌル動くアクションゲームやFPS(一人称視点のシューティング)をプレイして高フレームレートに慣れている人は不満に感じやすいかもしれませんね。

とはいっても、当然ゲームができないほどでもなく、人によってはそこまで気にならないみたいですよ。

アップデートにより少しは改善?

2024年3月29日(金)にアップデートが行われ、

PS5版では、フレームレートを「Max30(30に固定)」と「可変」の2つから選択可能になり、「レイトレーシング」と「モーションブラー」のオン/オフが追加されました。

この設定で、フレームレートを可変にした場合は、レイトレーシングとモーションブラーをオフにすることで結構スムーズに動くようになるっぽい!?

2024年4月1日(月)にはXbox版も同じ内容のアップデートが行われました。

ファストトラベルが不便で移動が面倒

本作はファストトラベルが可能で、基本的には、

任意の場所にアイテム「戻りの礎」を設置したのち、アイテム「刹那の飛石」を消費することで戻りの礎を設置した場所にワープできるのですが!

「戻りの礎」は、入手条件が厳しくゲーム中盤以降から入手できるものがほとんど。

そして、「刹那の飛石」は特に1周目はかなり貴重で多くの入手は困難。(ラスボス撃破後は入手しやすくはなる)

これらの理由で気軽にファストトラベルが使えない仕様

また、そもそも「戻りの礎」を設置した場所にしかワープができないことや、「刹那の飛石」が必要になるというのもかなり不便で使い勝手が悪いとのこと。

例えば、一度行ったことがある場所でも、戻りの礎を設置していない、もしくは刹那の飛石がない場合は歩いて/走って行かなければならないわけですね。

加えて、歩き/走り以外にも「牛車」と呼ばれる主要拠点間を運行する乗り物があるようですが、牛車を利用するには結局は停留所まで行く必要があるため便利というほどでもないんだとか。

結果、前作から約4倍の広さを誇るオープンワールドのマップにもかかわらず、

「歩き」と「走り」が主な移動手段

となっていることで、移動を楽しむ(快適にする)要素がほぼ無いに等しく、移動にストレスを感じるプレイヤーがかなり多いようです。

あと、移動にスタミナを消費するのも移動の面倒臭さを際立させてるみたい!

「竜憑き」がヤバい!

まず「竜憑き」とは、

ポーンに感染(ポーンからポーンに感染)する状態異常で、感染すると、初期は目が赤くなって好戦的になり、末期では、宿で休むとその街のNPCが全滅してしまう。

といったシステムなんですが、

・原因不明で急に感染する
・ドラゴン系との戦闘でランダムに感染する
・他プレイヤーに借りられたポーンが帰ってきた時に感染している
・他プレイヤーから借りたポーンが感染している

などのような、プレイヤーがどれだけ注意していても、いろんな角度から感染してしまう理不尽仕様

更には、対処法がこれまた面倒臭く、

キャンプでこまめに休みをとったり、他のポーンに竜憑きを移したり、感染したポーンを水(海)に落としてロストさせたりと。

余計なことにいちいち気を配る、また、時間をかけなければならない。

こんな感じで、気持ちよく冒険/探索をさせてくれない&必要性が感じられない極悪システムとなっているのが不評のようです。

補足

「竜憑き」によって街のNPCが全滅した場合。

1日経過すると街の機能はほぼ回復し、一部のNPCはアイテム「竜の鼓動」で復活させられるので店などが使えなくなったりはしない。

しかし、自分に同行しているNPCも死亡するので、場合によってはイベントが進行できなくなることもある模様。



所持重量の概念

所持重要(重量制限)の概念が存在し、持ち歩いているアイテムの重量が一定量を超えると足が遅くなる仕様となっています。

主人公とメインポーンを合わせてもそこまで多くの物を持てない。(持てば持つほど足が遅くなる)

これが、歩き/走りをメインに探索することになる本作の移動の仕様と相性が悪く、特にアイテムや素材集めの際は不便すぎる。

それと、

キャラクターの体重によって所持重量の制限が変わる。

これも不満要素のようで、せっかく自由度の高いキャラクタークリエイトが可能なのに、所持重量のことを考えると”好きなようにキャラクリしづらい“との声も多いですね。

課金圧がすごい!?

ファストトラベルに必要な「戻りの礎」。

自分、味方、NPCを蘇生できる「竜の鼓動」。

覚者(主人公)やポーンの外見を変更できるアイテム「転身の秘術」。

ポーンの雇用や見た目変更アイテムなどを購入でき、比較的入手しづらいお金「リム」。

など、重要/貴重といえるアイテムが販売されていることから、

敢えて不便な仕様にして課金に誘導しているのでは?

と、ゲームシステム以外のところでも批判が集まっているようです。

もちろん、課金アイテムを購入しなくてもゲームをクリアすることはできる。

むしろ、購入しないほうが本作をより堪能できるのは間違いないでしょう。

ですが、購入するしないに関わらず、「使用頻度が高いであろうアイテムを課金販売している」という時点でマイナスイメージを持ってしまうのは確か。

その他

上記以外の不満要素や不親切な設計と感じられている内容は一部ご紹介。

・敵対する人やモンスターの配置が乱雑すぎる

・ダメージを受けるたびに体力の最大値が減少する(宿屋などで回復可能)

・クラッシュ、フリーズ、クエスト進行不可など、ちょこちょこ不具合がある

・覚者(主人公)やポーンの外見を変更できるアイテム「転身の秘術」の販売上限が2個のため、気軽に作り直しができない

・一度ゲームを始めてしまうと、タイトル画面からニューゲーム(ゲームを最初から始める)の項目が無くなり、はじめからプレイし直したい場合は、本体からセーブデータを削除しなければならない

・死んだ時などに「宿に戻る」を選択すると直近で宿屋/自室で宿泊した状態からはじまるため、宿泊後から死んだ時までの入手アイテムなどはロストする。(厳密に言えば、宿屋/自室での宿泊時をロードするのと同じ)

アップデートで一部改善

2024年3月29日(金)のアップデートでは、テキストや不具合修正のほか、

プレイ途中でも「ゲームを最初から始める」の項目が追加され、「転身の秘術」の販売上限も99個に変更。

そして、宿泊とセーブが行える「自室」の入手クエストが早期に発生するよう変更されました。

2024年4月1日(月)にはXbox版も同じ内容のアップデートが行われました。



まとめ

高性能機種向けのタイトルなのにフレームレートが低い(変動が大きい)。

面倒臭い&不便な仕様/要素が盛り沢山。

ゲーム内で入手しづらいアイテムを課金販売している。

などなど、ユーザーにとって不便/不満に感じる要素が多い。

しかし!

キャラクター、自然豊かなフィールド(景色)、建物やオブジェクトといった人工物のグラフィックは美しく作り込まれており、探索・戦闘・育成の完成度も高い。

実際に、

不満点はあれど普通に楽しい/面白い!

との声も全然多いですしね!

そんなこんなで『ドラゴンズドグマ2』は・・・

今後のアップデートでどんどん遊びやすくなり、ワンチャン、神ゲー化する可能性を秘めたタイトルなのではないでしょうか!!!

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